素晴らしい風景

廃校になった小学校

 栃尾の軽井沢、一之貝そして北荷頃を回って来ました。春田の準備で忙しく、代掻きも終わり既に田植えも終わった棚田には一面水が張ってあり、正に鏡のようにキラキラと輝いていました。この風景を見ると正に、『田んぼは農家が造ったダム』だと思いました。

 しかし、人里をちょっと離れると放棄された田んぼや、養鯉池等がありました。地震の被害が大きかった当地を離れていった人も少なくなかったとのこと。高齢化が進み、米の値段が下がれば何れはこの村にも人がいなくなるのではないかと心配しています。
 昨日も書いたように、治水事業には長い年月と多額の経費が必要です。農家が棚田を守ることもひとつの治水事業です。山村にいつまででも人が住めるようインフラ整備を行い、生業(なりわい)を作ることも行政の仕事ではないかと思います。