知的障がい者の方と

ふれあいの里

 ふれあいの里小千谷クラインガルテンで「園芸福祉にいがた」と小千谷授産施設「ひかり工房」の利用者の方とで「楽園をつくろう」をテーマに花壇作りをしました。

 園芸福祉にいがたからは7名、そしてひかり工房からは利用者13名と職員・利用者の家族の方々20名が参加され、曇り空で多少肌寒い1日でしたが、10時半から昼食をはさみ2時半までの4時間で立派な花壇ができあがりました。
 利用者の方は老若男女がおられ、そして障がいの程度も幅広く、作業の指示をすれば黙々と懸命にやられる方、指示をしてもなかなか分かってもらえない方もおられましたが、我々園芸福祉にいがたの会員と一緒にやれば、利用者の方々も興味を示して呉れ、煉瓦運びから、花壇作り、種まき、苗の定植、そして水やり等、一緒に作業を楽しんでいただいたように感じました。

 実際の所、私は昨年来「園芸福祉を通じて障がい者の社会参加を!」を訴えていますが、このように利用者の方々と一緒に活動したのは、30年前学生ボランティアで、今で云うデーサービスのお手伝いをした時以来の経験でしたが、利用者の方々が指示されたことに対し、一生懸命に取り組む姿勢に感心しました。
 今後このように一般市民と一緒に作業できる機会をたくさん設け、利用者の方々の今まで分からなかった能力を上手く引き出し、出来れば農園芸分野において障がい者の方々の働く場を創設できたら思っています。
 花壇の脇に3畝落花生の種を蒔き、落花生が収穫する時また皆で集まり、一緒に塩ゆでして食べることを約束し別れました。