衣食過ぎて礼節を忘れ!

hiroshikaro2008-05-17

 連休明けから次男がミニウサギを飼い始めました。3月26日生まれのまだ生後2ヶ月にも満たない可愛いウサギで、今や家族の人気もの。先日はケージに入れるウサギの隠れ小屋とその屋根に登れるように梯子を工作したりで私も次男と一緒に楽しんでいます。

 給餌、給水、掃除などのウサギの世話は次男の役目。
 最初、ペレット餌をたくさんやり、無くなると直ぐに追加してやっていたので「きちんと量ってやりなさい!」と言うと「腹を空かすのが可哀想だ」「食べ過ぎるとパパみたいにデブになり、早死にするかもしれないから?」そう言って、夜間はペレット餌の箱を除いてアルファルファーのみを与えたら、それまで全く見向きもしなかったアルファルファーを一晩で平らげていました。
 翌朝、ケージの網間から指を入れると直ぐに近寄って来て餌をせがむような仕草を見せました。それまで見せなかった行動に、餌の量が適量、適当であれば、ペットも飼い主に懐きますが、可愛い可愛いと言って餌を遣り過ぎたりすれば、飼い主の指など見向きもせずに隠れ小屋で寝ています。
 子どもの食育も正に同じだなと思いました。欲しい物を望むがままに与えれば、親の言うことなどは聞かない。美味い物だけを与えていれば、体に良い物でも口にしない。
 論語で「衣食足りて礼節を知る」と言っていますが、「衣食過ぎて礼節を忘れ」が正に現在の状況ではないかと思います。
 ペットを飼いながら自らの子育てを反省する今日この頃です。