四川大地震について

 毎日ニュースを見る度に四川大地震での死者の数は増えて行く。
お隣の中国それも内陸部での出来事なので他山の石的な感じで報道されるニュースに只胸を痛めてばかりで、募金する以外は何もすることが出来ない自らの無力感に矛盾を感じている。
 自分たちが中越地震で被災した時は、幸いかな死傷者の数は少なかった。電気や水道が止まり大変な思いはしたが、肉親や知人が瓦礫の下で息をしているのを助けることが出来ないというような事態には遭遇しなかった。
 今回は、瓦礫の下で、未だ息をしているのにどうすることも出来ない、関係者の悲痛な気持ちは想像することすら出来ない。
 出来るものなら自分も駆けつけ瓦礫のひとつでも取り除いてやりたい思いだが、どうすることも出来ない。
 今回の場合、先ず必要なのは救援のための人材である。瓦礫を取り除くマンパワー、そして怪我人を治療する医療パワーが第一である。
 世の中狭くなり四川省へは飛行機を乗り継げば半日くらいで行ける場所だが、現地を知らない者が行っても只おろおろするばかりで何の足しにもならないのか?
 その後は、個々の復旧のための資金である。それも直接被災者に行き渡り、被災者の自由に使える日本で言えば「義援金」であると思う。
 新潟県の人口の倍近くもの人達が避難している現状で、私たちの募金する金額はたいした足しにはならないかも思うが、「塵も積もれば」の気持ちで、中越地震の時の世界からの支援の恩返しと考え幾らかを募金したいと思う。