原信社長 お別れの会

 本日午前中「スーパー原信」の社長 原信一さんのお別れの会に参列して参りました。
 ホテルニューオータニNCホールには300人を超す弔問客で溢れ、別室でもテレビ中継を見ながら参列された方もおられたようで、本当に故人 原社長の人徳の偉大さを再認識しました。午後からの一般参列者も大勢おられたとの噂です。
 受付で渡された「原信一の71年」には原社長の足跡が記されており、本業である小売業で成功されたのは言うまでもありませんが、原社長は長岡と姉妹都市アメリテキサス州フォートワース市と長岡市との高校生の交流事業「原信サマースカラーシップ」を創設されこれまで日米両国341名もの青年が長岡とフォートワースの相互理解の架け橋として両市間を行き来しているとのことです。
 今時の企業家は儲けのみに走り、社会貢献や人のため地域のためという発想に乏しいのが現状です。しかし、小生にとっては、原社長が公私に渡り国際交流を通じて人材育成に尽くされたことに大きな尊敬の念を抱いています。
この事業で育った青年達は、今後両市のためそして世界平和のために大きく活躍してくれることと期待しています。
 また、弔辞に立たれた皆さんは、71歳という早すぎる逝去を悼み、そして「まだまだお話ししたかった!」という惜念の気持を述べられました。小生も「故原信一の歩み」を見させていただき、これまで知らなかった素晴らしい功績を知り、もっともっとお話しさせていただけば、そしてご指導いただいておけばと残念の気持で一杯です。
 何故日本は亡くなった時に、漸くその故人の評価を行うのか?生前にその方の評価、実績をきちんとし公表してあれば、若き人の相談相手になってもらえたり、若者がご指導を受けたりすることも可能ですが、「死してなお残すことが美徳」の日本においては、死ななければ評価されない、しないのが原則なのかも知れませんね?
 しかし、我々政治家は自らの実績、功績?を恥ずかしげもなく公表しているにもかかわらず、なかなか若者の相談相手や指導者になれないのは、やはり人徳の問題なのか?と考えさせられたお別れ会でした。
 原社長安らかにお眠りください!