園芸福祉にいがた キャリアアップツアー

hiroshikaro2008-07-06

 昨日今日と上越国際スキー場(南魚沼氏塩沢町)のホテルグリーンプラザ上越で昨年から実施している「キャリアアップツアー」を開催しました。参加延べ人員14名で楽しくそして充実したツアーとなりました。
 昨日お昼過ぎに集合、初めにハーブに染めをしました。ホテルの庭先に咲いている「マリーゴールド」「薔薇」そして「ペパーミント」などの花や葉っぱを採取し、それを水で煮立て、色素を取った液に染める材料:手拭いを折り畳んだり、結んだり、そして紐で縛ったりして、1時間ほど煮、その後、ミョウバンを加えて再度煮立てました。

 今朝はそれを良く水洗いし、乾かして完成でしたが、小生は薔薇とペパーミント2種類で挑戦しましたが、ペパーミントは殆ど染まらず残念でした。薔薇は染まりましたが色が薄く傑作品とは言えませんでしたが、今度は、色々な花や植物で挑戦してみようと思っています、一番上手く行ったのが黄色のマリーゴールドでした。
 手順は正に冬の鍋料理と同じで、野菜等を最初に入れ、その後肉などのメイン材料を入れる:つまり手拭いやさらし、ガーゼ等を入れ更に煮立てるといった具合です。今度、冬になり鍋を作ると時、汁が余ったら手拭いなどを入れ、最後にミョウバンを入れて染めてみようか?などと冗談も飛び出る位、和気藹々の研修でした。
 その後、ホテルのプレイランドの2つの花壇 30?と25?をそれぞれ600本の花で飾ろうとのことで、まずは、花の大きさ、色そして植生などを考えながら配置図を作りました。 
なかなか聞き慣れない花の名前ばかりで、現物を見ながら説明を聞きますが、全く覚えられません。人の名前、その人の出身地などは一度聞けば直ぐに覚える特技があるのに、花となると、そしてそれもカタカナの名前になるとなかなか頭に入りません。
ペインテッドセージ、カリブラコア ミリオンベル、オベリア スペシオサ、ボッグセージなど皆さんは覚えられますか?
日本で開発された花も多くあるのに何故漢字やひらがなの名前の花がないのか?疑問に思うと同時に、不満も感じました。
夜は恒例の意見交換会、皆好きなことを夜遅くまで話し合い楽しく過ごしました。

今朝は、暑い中9時から花壇作り、花も人も喉をカラカラににしながらの作業でしたが、約3時間掛けてそれなりに満足のゆく花壇が完成しました。
 今回のツアーで感じたことは、花も人間と同じ、花それぞれに個性があり、そしてポットから花壇に植えることは、すなわち人間で言えば引っ越しすることにあたり、なかなか環境に適応するのに大変です。加えて雨が降らず厚い2日間でしたので、花も喉がからからで弱り切っていましたので、古い花を摘んでやったりして、植え替えの負荷を少なくしてあげようと最後に花摘みをしました。
また、埼玉県行田市にある「ものつくり大学」から、キャリア研修で先月から2ヶ月の日程で、ホテルで働いている2年生3人と一緒に作業し、色々な話を聞けたことも大変勉強になりました。
 草花を通して交流が図れ、そして新たなる知識が得られたこと本当に感謝しています。
園芸福祉万歳!