不審者の人権?

 昨晩栖吉地区青少年育成会連絡協議会の第2回常任委員会が開催されました。
 意見交換会の中で『女子高校生が過去3回不審者に追跡され困っている。不審者が利用している車のナンバーも分かっており、警察は不審者もほぼ特定しているのに、現行犯でなければ捕まえたりすることが出来ず、具体的な対処をしてもらっていないようだ!今後何かあってからでは心配だ!』との意見が出されました。
 参加している保護者からは「何かあってからでは遅い、早く対応して貰うべきだ!」「人権とはいったいなんなのか?」というような意見が出されました。この件に関しては、これから地元交番や警察署とも話合い対応して貰うようお願いして行きたいと思います。
 何れにしても何かあってからでは取り返しはつきません!まずは、自己防衛「?暗い夜道そして遅い時間、人通りのない道は1人では歩かない。?夜遅い場合は迎えに来て貰う。?警報ブザーなどを携帯する。?危険を感じたら躊躇せずに直ぐに110番する。』ということに注意しなければならないと思います。
 昨今は人権、プライバシー、個人情報保護等という様々な語彙に惑わされ、市民や社会的弱者の方がの安全安心が二の次になってしまうことがしばしばあります。「親の子どもの虐待」「いじめ問題」「災害時の社会弱者の登録の可否」等家庭、学校、地域においてこれらの○○保護が、筋の通らない我が儘な人間を守る方便になっているようなこともしばしばあります。そしてついには、同窓会名簿や会員名簿、町内会名簿等の発行もプライバシーの侵害に繋がるということで、発行を控えるところも少なくありません。
 「名簿が悪用され、訳の分からないダイレクトメールが送られてくる。」「訳の分からない政治家:選挙立候補者が挨拶に来た。」等自分と直接関係ないものは只迷惑なものと考えることは間違ってはいませんが、その行為が同窓会名簿や○○名簿が原因になっているものばかりとは断定出来ません。
 何かの懸賞への応募、ホテルに泊まる時、アンケート回答、インターネットショッピング等、自分の住所・氏名・年齢そして電話番号・メールアドレスを書くことは日常茶飯ですので、そこからの流出も当然考えられます。
 地域のコミュニティや社会の絆を育む為には、お互いを良く知らなければならないのに、そのツールである名簿を発行しないということ自体、社会全体の期待と逆行する行為かと思います。
 盗人、殺人者にも一歩の利があるかも知れませんが、全く関係ない人が「その人の利」の巻き添えを食うことがしばしばです。警察権力の強化を謳う訳ではありませんが、国民の安全を守る警察として不審者に直ぐに対応してもらえないのか?というのが子どもをもつ親の気持ちです。