街区基準点データのホームページ公開

 いよいよ長岡市は、今月から街区基準点のデータを以下のホームページで公開しました。
http://www.city.nagaoka.niigata.jp/kurashi/douro/gaikukijyunt.html
 基準点というと皆さんには「ぱっと」こないかも知れませんが、今は三角点、水準点、電子基準点等を総称して基準点と呼んでいます。

 しかし今回長岡市のホームページで公開される基準点は、前小泉首相の肝煎りで実施された「街区調査事業」により全国のDID地区(市区町村の区域内で人口密度が4,000人/km²以上の基本単位区)に設置された三角点のことを言います。
平成14年 4月に測量法が改正され、日本の国土を測る「ものさし」が、世界共通の、極めて正確な「ものさし」に変わり、現在、測量する場合は世界座標を使用しなければなりません。
世界座標を求め方法は、現在普及している自動車のカーナビと同じ原理で、GPSシステムを使って、人工衛星から発信される電波をキャッチし、その場所を測地するものです。
現在の測量は、自動車のカーナビとは比較にならない程の高い精度が要求されますので、ひとつの基準点を設置するには、時間と多額な費用が必要となります。それを数年前に「街区調査事業」として設置したのが今回の基準点です。
現在、土地を測量する場合、登記所:法務局は世界座標つまり、基準点を使っての測量を要求しますので、近くに基準点がない場合は、基準点を設置してからでなければ測量は開始できません。
その基準点が自分の住んでいる近くに設置(ばらまかれた)訳ですので、それを使用しない道理はありません。
基準点を設置した国土交通省からその基準点を委譲された長岡市は、今回そのデータを公開し、測量社や土地家屋調査士、建設業者等が測量する場合、その基準点利用して測量できるようになった訳ですので、経費的にも時間的にも節約できる制度です。
是非、一度時間があったら長岡市のホームページ、そして国土地理院のホームページを覗いてみて下さい。
そして、自分の近くにある基準点を是非確認してみて下さい。