障害者の雇用創設

hiroshikaro2008-07-27

 土曜日は小千谷山本山クラインガルテンで「ひかり工房:知的障害者授産施設」の利用者の方々と一緒にラベンダーの植え付けと、5月に造成した「楽園」という庭の草取りを行いました。
 利用者の方々は、障害の重い方から軽い方まで様々で、中には仕事を指図出来る人までいました。黙々鍬を使って草取りをする様子は、きちんとした仕事さえあればそれなりの収入を得ることができると確信しました。
 現在、知的障害者等が授産施設で働いて得られる平均的な報酬は1万円に満たないとのこと、単純に、ひと月20日間働くとした場合、日給は僅か500円にしかなりません。1日5時間働くとした場合、時給は100円にしかなりません。
 現在厚生労働者は障害者の所得倍増を謳っていますが、時給200円を勝ち取るためには、現在のような内職的な仕事では難しいと思います。

 それぞれ利用者の能力に合った、そして能力を引き出すような仕事をしてもらうことが大切だと思います。そういった意味からすれば、園芸や農業は様々な作業があり、バリエーションに富んでいるので障害を持った方々が働く場としては最適であると思います。
 しかし、それらの仕事をきちんとして貰うためには、一緒に作業する指導者が必要であると思います。障害者を一箇所に集め、一元的な仕事を与えるのではなく、健常者に混じって一緒に仕事をするような環境が必要なように思えます。
 障害者の方々が社会に出て、一般市民と一緒に仕事をし、生活出来るような環境を作ることが政治の役目と思っています。
 時給200円、所得倍増を目指して、出来ることから始めていきたいと思います。