村の鎮守様のお祭り

hiroshikaro2008-07-28

 昨日は西片貝町諏訪神社の竣工式と夏祭りに参加してきました。
 地震で大きな被害を受けた西片貝町の諏訪神社、県の復興基金を活用させてもらい立派に再建され、昨日午前中に遷宮式、御霊移し、その後恒例の夏祭りの神事が執り行われました。暑い中、大勢の町民が参加しての気の張らない、ほのぼのとした大変楽しいお祭りでした。
 4年前の10月初めに西片貝の町内公民館が完成し、その直後中越地震に見舞われ、新しい公民館は大きな被害もなく、町民の避難所として活用されました。しかし、神社や長岡高専下の住宅地は壊滅的な被害を受けました。以前紹介した通り、その大きな被害を受けた住宅地も去る6月初め、復旧の手続き全てが終わりました。そして今回神社の再建が完了し、漸く西片貝町の地震からの復旧事業もこれで完了しました。
 どの事業も多くの経費と関係者の努力が無ければ達成出来なかったことですが、町民一致団結して、ひとつひとつ事業を成し遂げられたことに大きな敬意を表します。

 きっと今回再建された諏訪神社は、町民の安寧を守り、そして町内会の発展を祈り続けてくれると思います。科学万能の世の中ですが、手を合わせ神の畏れを感じながら日々の生活をすることの大切さはこれからも大切なことと思います。
 また、今回の再建に当たっては、以前の神社の遺構もきちんと取り入れてあり、正面の柱、鴨居、そして天井張りなども明治14年の創建当時の物を活用されていました。
 鎮守様には昔の面影が沢山残っています。境内の木々、狛犬、お墓等、私が子どもの時と変わらない風景が残っています。鎮守様は言い換えれば「オープン歴史博物館」だと思います。この歴博を大切に守り続けることが、町内の伝統と文化を守り続けることになると思います
政教分離」とか言って、お祭りや神社の改修費用の寄附等を拒む人も最近は少なくありません、地元文化の継承と思って、鎮守様を守って、鎮守様に守って貰う、相互扶助の関係を築くことも大切であると思います。