キャンプその2

2.食事の献立、買い出し、調理全てを子ども達中心に行う。
 バスを降りスーパー原信の前で、それぞれの班に1500円×人数分の小遣い?:費用を手渡す。

 1.2日目の昼食は与板のヤマシンという美味しいラーメン店でラーメンを食べるのでそのラーメンの代金550円は残すこと。
 2.キャンプ場でシャワーを浴びたい場合は1回5分200円なのでその経費も考慮すること。
 3.夕食、朝食のおかずの材料、そしておやつや飲物を買うこと。主食の米と調味料の醤油、味噌、油や塩コショウ等は全体で購入する。
 4.買い物はここでしか出来ないのだからきちんと予算を使い切ること。
以上の条件で、スーパー原信で約1時間の買い物をした。
 自分達でら買う物を決め、そしてその値段を頭の中で足し算して予算内に納めることはなかなか難しいようであった。
 それも買い物1時間前に私が決めた慣れない5〜6人の学年、男女違う仲間同士での買い物なので時間一杯掛かったところもあったが、ほとんどの班は予算の5割から6割しか使い切らなかった。

「何で皆使わないの?」と聞くと「私たちはやり繰りが上手いから」と言うので、それは「ケチというのでは?」と言い返すと「残して家に持ち帰りたい!」と答えちょっとあっけにとられた。
 結局5つの班の献立は、ご飯+野菜炒めが3つの班、1つの班はカレー、そしてもうひとつの班は豚汁で 一汁一菜ではなく、ご飯と一菜かご飯と一菜の献立となった。大人は「これで良いの?足りるの?」と心配にした。
 大人、親が作れば、量が少ない、品数が少ないそして美味くないと文句も出ると思うが、自ら決めて作り買い物しての献立、そして自ら苦労して火を起こし、時間を掛けて作った「一汁一菜」に対して文句をいう子どもはいなかった。
 私もこのままキャンプを続ければダイエットが出来ると冗談を言いながら、皆美味しく夕食をいただいた。