キャンプその4

hiroshikaro2008-08-26

4.薪などは現地調達で行う
野外炊飯なので通常は薪などを持参するか現地で購入するのだが、今回は山中のキャンプ場での野外炊飯なので、用意したものは原則新聞紙とマッチのみで、あとは枯れ枝や倒木を集めて燃やすことに皆でチャレンジした。
マッチ箱1箱丸々使っても火がつけられない班があったり、皆で手分けして乾いた枯れ枝を捜してきて一生懸命火お超しする班もあったりしたが、いずれにしても火を起こす事の大変さには子どもばかりだけでなく、協力を依頼された、脇で見ていた大人も大苦戦した。
それを解決してくれたのが「杉っ葉」であった。ぱちぱちと音を立てながら勢い良く燃えるので、湿った小枝にもどうにか火が付いたという状況であった。
最初に焚き火で料理したのは、キャンプ恒例の「枝刺し肉焼き」である。この方法は私が測量社の社長から教えてもらった方法で、山に測量に出掛ける時は、とんかつ用のロース肉と塩コショウを用意し、枝の先にロース肉を刺して焚き火で焼くもので、肉と塩コショウさえあれば山中何処でも出来る料理である。

また、生木の枝の焚き火の煙が適当な燻製の煙となって肉に味を付けてくれ、そして脂が焚き火に滴り落ちればその煙がまた味を引き立たせて呉れる。
食べ方は、そのまま串の肉に喰らい付くといった正にダイナミックな食べ方である。
これまで幾度となくやったが「皆こんなに美味しいもの食べた事がない!」と絶賛するのが常であり、今回も皆満足してくれたようだ。
いずれにしても野外炊飯、包丁を持つのが上手い子どもは料理に専念し、火を見るのが好きな子どもは火の管理に専念し、低学年の子どもは小枝や杉っ葉集めに専念する。それぞれ自らできる事を見つけ一生懸命やっているのには感心した。