朱鷺メッセ

hiroshikaro2008-09-22

 昨日は朱鷺メッセの展示会場「ふれあい広場」で終日「園芸福祉にいがた」が一番広いスペースを借りて、花遊びをすると同時に鉢花の即売を行いました。
 朝方の雨の影響もありで出足が伸びませんでした。朱鷺メッセなのだから集客力もあり、もっともっとたくさんの方々が来場してくれると大いに期待しての準備でしたが、用意していた花遊びの材料が随分余ってしまい大変がっかりしました。
 朱鷺メッセは新潟一の展覧会場であり国際的な会議場でもありますが、2日間利用させてもらい一寸利用勝手の悪さを感じました。

 ひとつは交通アクセス:1時間に1〜2本しかないバスの定期便、佐渡汽船行きの途中バス停としてしか位置づけされていないようです。また、土曜日は東京方面からの新幹線で到着(7時53分着)したのに、新幹線到着時間とほぼ同時刻(7時55分発)にバスターミナルを出発するバスの便があり、それに乗り過ごした為30分後(8時25分発)のバスしかありませんでした。結局徒歩で向かい8時20分に到着しました。9時から荷物の搬入が始まるとのことでしたが、既に8時20分朱鷺メッセに到着した時は、沢山の準備の人たちが居ましたので、朝の便も含めより利便性を増すためにも増便すべきかと思いました。
なお、昨日21日(日)の8時台のバスは臨時便も含め何台か増発されたとのことですが、日曜日の展示会、展覧会以外にも常時会議が開催される会場ですので、より公共交通機関:バスの利便性を考えるべきかと思います。

 次に駐車場ですが、無料駐車場はなく全て有料駐車場となっています。最初の1時間は無料、その後30分ごとに100円、1日停めて1500円とのことですので、市街地の駐車場に比べれば経済的な単価かと思います。
しかし、「ラーメン」や「日本酒」などの飲食物関係の展示会であれば、それぞれ明確な目的を持って来場される方々が殆どですので、駐車代金を払っても来場したいと考える方々が多いかと思いますが、今回のような「全国ボランティアフェスティバル」というような抽象的なネーミングであると、どんな展示か企画かが分かりづらく、駐車代まで払ってふらっと訪問してみるような気にはならないのではないかと思います。
 また、周辺には子どもを遊ばせるような公園はなく、展示会を見学した後一寸子どもを遊ばせてというような雰囲気ではありません。昨日は、子ども向けの素晴らしい企画「おもちゃの交換:カエルキャラバン」が実施されましたが、子ども連れのお客さんは少なかったように思えました。

 荷物の搬入搬出に関しても9時から5時と制限されているようで、我々のように4時半に会議場での研修会が終わり、その後始末、清掃を行った後、研修会場で使用した資材を展示会場へ移動したのですが、結局5時を5分程過ぎたため扉を閉められてしまい、締め出しを食ってしまいました。もう少し融通が利いたらと感じました。
 メッセとはドイツ語で「ミサ:礼拝」という意味です。昔、教会のミサに集まる時に物を持ち寄って交換したり、バザーなどを行ったりするために物品を展示したことから、展覧会、展示会そしてその会場という意味に転じたとのことです。メッセには誰もが容易に集まれそして楽しむことが出来るという意味も含まれているかと思います。
 そういう意味から考えると今の朱鷺メッセは敷居が高く、より市民に使い易く、子どもや社会的弱者と言われる方々の事を考えて運営して欲しいと思いました。