第1権力のマスコミ?

 福田総理大臣の突然の辞任発言からから始まった自民党総裁選という茶番劇、そして昨日新しい総理大臣:首相指名選挙が行われた。選挙前から既に麻生総理が決まっていて、そして総理の選挙も実施されていなのに、昨日昼のNHKニュースでは、財務、外務、少子化担当、農林水産大臣等の人事迄が報道されている有様。
 自民党の総裁選挙もそうであった。選挙とは一体何なのか?形式的なものなのか?それともマスコミの勇み足なのか?
これらマスコミの勇み足は、正に国会・内閣の権威が軽んじられているのではないかと思う。そして、これらの行為に対して、国会議員はもとより、与党も野党もクレームをつけているのだろうか?
つけていないのであれば、正に国の舵取りはマスコミに支配されていると思わざるを得ない。以前から司法・立法・行政の3権に対して第4の権力と言われてきたマスコミが日本の政治を動かしていると思わざるを得ない行為である。

漸く総裁選挙の茶番劇が終わったかと思いきや、これからは日本で一番高い公演料を支払う「国会劇場」の始まり始まりである。
今回、僅か1月余りの大臣が全て辞職し、そして新たなる大臣が就任する。ニューフェースにとっては、次期総選挙では正にセールスポイントとなりうる大臣指名である。
今回の大臣人事案を聞けば安部、福田両氏同様2・3世議員が多く、正に自民党の古い体質が残っているように感じられる。
政治が自民や民主等の政党の政局争い、政治家の選挙の具に使われている状況は、政治の末法的な状況であるように感じられる。