ICチップ:タグ

hiroshikaro2008-10-08

 福山市の「まなびの館 ローズコム」内にある福山市中央図書館を見学しました。今年7月にオープンしたローズコムの1.2階にある中央図書館は、65万冊もの蔵書はすべてICタグで管理されており、本の貸し出しは借りる本をICタグを感知する台の上に置くと即座に本を認識しコンピューターのデータとて取り入れることができるとのことで、10冊重ねて置いても直ぐに感知するとのことでした。

 自動貸し出し機を使えば利用者が直接貸し出し手続きが行えるので人件費の節約にも寄与しているとのこと、また、図書館の出口にはICタグを感知するゲートがあり、手続きをしていない本を感知することができます。
 本の管理も非常に容易であり、長岡市の図書館は週に1回の休館:蔵書の整理日が設定されていますが、ここは月1回の整理日:休館日しかないとのことで図書館の利用効率も上がっています。
 当然バーコードに比べ初期投資は掛りますが、蔵書の管理、整理、貸出手続き等に係る人件費を考えたり、ICタグの単価がこれから下って行けば、長岡市の図書館もICタグでの管理に移行すべきかと考えました。
 午後5時前の見学でしたので、学校帰りの高校生も机に向って勉強している風景が見られ、図書館が中高校生の溜まり場になってる様子も伺えました。
 税金で作った公共施設の利用率を上げることは、管理者である行政の命題であるとも思いました。