チボリ公園

hiroshikaro2008-10-09

 倉敷駅前にありますチボリ公園を訪問しました。
 チボリ公園デンマークコペンハーゲン中央駅前にある世界最古のテーマパークで童話作家アンデルセンやデイズニーなども訪問、デイズニーはチボリのコンセプトを学んで、アメリカにデイズニーランドを作ったとのことです。
 子どもや大人の夢を具現化したのがチボリ公園です。
 前々から訪問したいな!と思っていたのが今回短い時間でしたが実現できたと思いきや、園内に張り出されたポスターに12月31日:グランドフィナーレと書き出されており、11年で閉園してしまうとのこと大変残念に思いました。
 アポイントもなしに伺ったのですが、公園運営管理会社のマネージャーさんから開園前の経緯からこれまでのお話しを聞くことができました。
 チボリ公園は、岡山県の県政施行100周年を記念事業として建設されたとのことですが、当初、岡山市に建設される予定が、政治的なやり取りで県下第2の都市倉敷に建設されることになったとのことです。初年度は300万人もの入場者がありましたが、近年はデイズニーランド以外のテーマパークは全て経営不振に陥っている通り、最近の入場者数は70〜80万人まで落ち込んでしまったとのことです。

 デンマークを真似た素晴らしい建物が立ち並び、アンデルセンや人魚姫の像もあり、多くの草花で飾られた園内は、デンマークへ来たような錯覚に陥る程きちんと整備されているのに返す返す残念でなりません。
 コペンハーゲンのチボリ園は、ドイツに居た時、2年に1回は日本人の農業実習生と共に何回か訪れた思い出の公園です。デンマーク人と日本人の嗜好は違うのは当然ですが、ハラハラドキドキの遊園地ばかりではなく、子どもと一緒に大人も楽しめるチボリ公園のようなテーマパークが将来流行るのではないかと思います。
 閉園後はどのようになるのかはまだ具体的には決まっていないようですが、折角の公園ですので、是非、全てを撤去するのではなく、市民やそこを訪れるたくさんの方々が喜んで集えるような、施設として引き続き運営してもらいたいと思いました。