山本元帥と開戦反対

hiroshikaro2008-10-12

 昨日は米国からのお客さんが来訪されたので、久しぶりに「山本五十六記念館」を訪問しました。記念館ではボランティアガイドの方から丁寧に説明されたので、新たなる発見があり大変勉強になりました。
 「山本五十六は、米国駐在大使館付武官等の訪米を通して「米国と日本との石油そして航空力の差」をつぶさに見聞したことで、常に反戦、そしてアメリカとの開戦を反対しましたが大きな時代の流れには勝てず、自らの意に反して連合艦隊司令長官として未曾有の大戦の指揮をとった」と今まで理解しておりました。

 しかし、今回新たな発見は「米国駐在大使館付武官等の任務で2回、通算3年半もの長き間米国滞在していた」ことを知りました。
 山本五十六が非常に固い意志で反戦、開戦反対してきたことは、前述した国力の違いを見聞したこと以上に「3年半の長き米国滞在を通して多くのアメリカ人との交流、親交があったからこそ、それらの人が住む国と敵対関係になり戦争はしてはならぬ」と強く思ったのではないかと感じました。
 私事ですが、小生も8年間のドイツ滞在で、いかなる事情があろうとも日本と第2の故郷と考えているドイツが戦争することは絶対に避けなければならないことであり、もしそのような事があれば、身を賭して(殺して)でも反対したいと強く思っています。


山本五十六元帥の復元された生家