街頭インタビュー
先週東京へ行き新橋駅前広場の「汽車ポッポ」の前で友人と待ち合わせること20分間、仕事帰りの多くの人たちが駅前を往来したり、小生同様待ち合わせをしたりしていた。
そんな中、●●テレビの街頭インタビューが始まった。若い女性を中心に政治に関するインタビューをしているようであったが、インタビューに答えてくれる人なら誰とでもという様子ではなく、それぞれ人選をしているようであり、それもテレビ写りの良い人を選んでいるように思えてならなかった。
本来であればアットランダムにインタビューすべきものかと思うが、視聴率優先の業界だけあって、まずはルックスなのだろ。
生放送ではないので、インタビューに対する回答がテレビ局にとって不都合であればカットすれば良い話であり、面白可笑しい、視聴者受けする回答のみを集大成することも十分可能である。
ニュースでは「巷の声、一般庶民の意見、考え」として報道され、それがあたかも大衆の考え方のように報道されているようにも思えてならない光景であった。
1人の叔父さんが「俺にも言わせろ!」といいながらインタビューワーとカメラマンを追い回している光景は何か滑稽に見えると同時に、真の報道とは何なのか?マスコミとは何なのか?と思わずにはいられなかった。
また、最近インタビューを受ける人たちは、それなりのそして人並みの回答をするし、皆評論家的な回答をしている。皆、今のマスコミに犯されてしまっているようにも感じる。
街頭インタビューもアンケート調査も、そして世論調査もみな仕組まれ、知らず知らずのうちにマスコミによって世論の統制・調整がなされているように思えた。