仕事のための仕事

 今日は国・県・市の補助事業に関係する事業担当者と意見交換しました。
 国も県もそして市も民間団体が公共的な事業を実施する事に対して補助金を出している。その補助金とは?○○を目的として!と崇高の目標が掲げられており、その事業実施に対して支給されているものである。一方、事業主体はその目標達成率はどうかということを毎年のように報告しなければならない。
 現在仁民間団体は、その報告のために事業の目的とは別に沢山の仕事をしなければならないのが実態である。いわば補助金をもらうための仕事である。逆に国や県やそして市の公務員:担当者は、その補助金の使い方や決算等を監視をするための仕事が発生し、その仕事こそが国・県・市の一番大切な仕事のようになっている現状は否定出来ない事実である。
 事業の目標達成よりも、その事業達成のために付けられた補助金の管理が仕事であるという公務員の今の仕事は、ナンセンスのように思えてならない。
 補助金の執行に関し、細かい所まで規則を作り、そして監視、検閲するのが公務員の仕事といわれればそれまでであるが、そうであれば公務員はそんな不効率なことはせずに、自らがその補助金を使って事業目的達成のため動いたらいいのに?と思うが。
 このような態勢、対応こそが今の行政の無駄使いであり、補助金の本来の目的とは大きくかけ離れているのではないかと思う。
 仕事の為の仕事はナンセンスであり、目標達成の為の仕事をさせることが現在の公務員制度改革に繋がることと考えるが?