通 勤

hiroshikaro2008-11-02

20年程前東京で働いていた時は、片道約2時間の電車通勤をしていました。松戸で乗り換え、日暮里で乗り換え、そして蒲田で下車。往きはほとんど立ちっぱなし、東京駅を過ぎるころから疲れた体を椅子に掛けさせることができ、何回か蒲田駅の次の川崎駅まで居眠りしてしまい乗り過ごしたことがありました。
帰りは6時頃仕事を終えても帰宅は8時過ぎ、飲んで帰れば12時前、通常に帰宅しても11時間後の7時過ぎにはまた出勤。考えてみれば月曜から金曜まではその繰り返しですので、若さといえども身も心もへとへとになりました。
8時間の労働のために4時間もの通勤、考えれば???。しかしながら、今もなおそんな東京で仕事をし、そしてそこへ通うサラリーマンはいっこうに減ることはありません
先日、一番の新幹線で上京しました。長岡から高崎までは約3割位の乗車率でしたが、高崎で6割、熊谷で満席となり立っている人も居ました。高崎以降の皆さんにとっては、新幹線は眠るところ?争うように座席に座るや直ぐに眠りに就かれ、東京までぐっすり、正に朝夕の新幹線は動く寝室の感があります。
通う時間、通うエネルギー、そしてそれらを運ぶ輸送機関等、効率を考えればこれほど無駄なことはないように思えます。この時間、このエネルギーをもっと家族や地域のために使えたらどんなに社会が良くなるのだろうか?と思えます。
時間は万人に平等に与えられています。その時間の使い方は人それぞれですが、大勢の人と同じ空間にいながら、孤立感を感じ、そして個人的なことしかできない通勤。何か良いアイデアはないものかと思います。
たとえば、ボランティア車両とか、生涯学習車両とか言って、通勤の時間をボランティアや自己啓発のための時間を創設できるような車両は作れないものでしょうか?

同じ電車を使うのであれば、一つのサークリを立ち上げ、通勤時間にそのサークル会議をやるのも方法かと思います。動く会議室、動く学校、動くボランティア等に新幹線が発展していったらと思いました。