秋の装い

hiroshikaro2008-11-13

 めっきり秋らしくなり、朝夕寒くなりました。暖房も恋しくなり、我が家の薪ストーブの燃料もそろそろ集めなくてはと言ったところです。先日冬囲いを始めた実家から、柿の木の枝や松の葉っぱを沢山もらってきました。
 街路樹の銀杏は黄色く色づき、葉っぱを落とし始め秋本番といった今日この頃です。
 例年この落ち葉の処理の問題で苦情が何件か寄せられます。
「高齢者の1人住まいなので、家の前の落ち葉を掃くことが出来ないので落ち葉になる前に枝打ちをして欲しい!」
「落ち葉の処理が大変なので木を切って欲しい!」
「落ち葉が出ない樹木にして欲しい!」と様々です。
 銀杏の木は排ガスに強いから、ハナミズキは町の木であるから等様々な理由で選定された街路樹ですが、上述のように今は厄介者と感じる市民が多いようですが、余りにも利己的な考えが多く、それに右往左往される行政も大変です。
 二酸化炭素を吸収し酸素を供給してくれる木々
 季節の移り変わりを教えてくれる木々
 我々の目を楽しませてくれる木々
 そしてギンナンの実のように我々の口を楽しませてくれる木々
 様々な用途をもった木々を邪魔者扱いするようになっては??

 身近な生き物を大切に出来ないようでは、正にこの世の終わり?「花を愛で、木を愛で、そして人を愛す。」そんな地域になったらいいな〜と思いながら、黄色に染まった銀杏の木を眺め、間もなくギンナンの実が落ちそれを拾って酒の肴にと思っています。