子どもの社会性を育む

 地元の育成会の冊子に投稿します原稿を掲載しました。
 今年は、夏のキャンプと長岡大学悠久祭での模擬店:可愛ゆいお店屋さんでは、例年と違った趣向で実施しました。
これまで大人が企画し運営したものを、大人が企画し子ども達が主体になって運営する形態に変えてみたところ、様々な子どもの能力を、一人の大人として発見できました。
「子どもは世話するもの、子どもにやらせても上手く行かない」という親の間違った考え方から、これまでの子ども会活動は、大人が1から10まで手を出してきた帰来がありました。
 与板でのキャンプは、子どもだけで、献立を立て、原信で買い物をし、料理し、そして大人を招いての夕食会となりました。
私も含め大人は「おかずはこれだけしかないの?ご飯が焦げているじゃない?」と一寸我が儘を言ってみましたが、1から10まで手掛けた子ども達からは、決してそのような不平不満は聞かれず、皆美味しいと言いながら満足して食べていました。やれば出来る、自らやることで「ものの価値、やることの価値」をきちんと理解出来るようになったと思いました。
また、悠久祭でのパン等の物品販売等は、最初の「しょうしさ」さえ払拭すれば、子どもの「機動性、人なつっこさ、真面目さ」等が効を奏し大人以上の働きをしました。それと同時に子どものコミュニケーション能力が高まり、人との付合い方、社会性が身に付く等様々な効用が認められました。
 これまでの子ども会活動は「大人がやった方が手っ取り早い、子どもにさせると時間が掛る」等との考えから、親は「時間がない、役員は嫌だ!」等と不平不満を言いながら「大人主体の活動」をして来たのではないでしょうか?
 子どものために、子ども主体の活動運営が出来るよう工夫することで、子どもにとって楽しい満足のいく、そして子どもの社会性を育む活動・行事が出来るのではないかと思います。
キャンプ、可愛ゆいお店屋さんの詳細は以下のページをご覧下さい。
キャンプhttp://d.hatena.ne.jp/hiroshikaro/20080823/p1
可愛ゆいお店屋さんhttp://d.hatena.ne.jp/hiroshikaro/searchdiary?word=%b2%c4%b0%a6