民生委員さんのお仕事

 先週初め長岡市民生委員推薦会が開催され、議会選出の委員として出席しました。
 昨年12月に3年間の任期満了に伴い、改選されました民生委員の方々の内訳は以下の通りです。

 -民生委員:定数 478人 現員数 470人 欠員 8人
 -児童委員:定数  60人 現員数  59人 欠員 1人
 最近は民生委員のなり手がおらず、町内会長や地区の役員が民生委員候補を探すのに大変ご苦労されています。
 引き受け手がいない大きな理由は、

  1. 社会の高齢化に伴い要援護者の数が激増した。
  2. 相談内容が複雑化し、難しい問題が多くなった。
  3. 行政からの委託業務が多くなった。
  4. 地区内での仕事が多過ぎる。学校行事、地区コミュニティでの役割 等で民生委員の活動と同じくらいのボリュームの役割となっている。

 このような中、民生委員の活動内容、活動範囲、定数そして待遇等についての見直しや検討は行われて居ないのが現状のようです。
 より現場で活動されておられる民生委員の方々の声を聞きながら、民生委員の方々が活動しやすいような環境を作ることが現在の「推薦会」の役割ではないかと提案しました。
 また、他の委員からは、民生委員の年齢制限は現在原則65歳となっているが、実際の所それ以上の年齢の方々にお願いしているケースが多くなっており、年齢制限を70歳位までに引き上げても良いのではないかとの提案もありました。
 昨今の社会は「やれる人」「やってくれる人」にのみしわ寄せが行くような状況で、役を引き受けることは「はずれくじ」を引くような感じの時代になってしまっていることは大変残念に思います。ボランティア活動も地域活動もうもっと気持ちよく楽しく出来るような社会にしなければならないと思った「推薦会」でした。