テレマカシー(ありがとう)

hiroshikaro2008-11-25

 インドネシア農業研修生の修了式とさよならパーティーが新潟で開催されました。今年の4月初旬に来日、8ヶ月間の農家での農業研修を終え、今週末帰国の途につきます。
 修了式では、新発田2名、長岡、南魚沼、十日町、津南、そして胎内各1名の22歳から27歳までの総勢7名の男子研修生の実習報告がありました。

  • 感極まって涙し、途中でスピーチを終えた研修生
  • 実習を振り返り4月からの出来事を披露する研修生
  • 胎内市で実習した研修生は、帰国までに1度雪を見たいと今月に入ってから神様に祈り続けたら念願かなって19日に雪を見ることが出来た研修生
  • 年寄り、地域の訛りを交えて話す研修生

 と皆それぞれ良き思い出が出来た充実した8ヶ月の実習であったように感じました。
 皆謙虚でかつ素直な態度でのスピーチ、そして必ず最後は、「お世話になりました」「ありがとうございます」という感謝の言葉に、本当に清々しさを感じました。

 「インドネシアに帰って家族に会える楽しみ、そして日本の家族と別れなければならない悲しみ、両方が入り混じっておかしな心境」と言う研修生の言葉に、26年前にドイツでの農業実習を終えた自分を思い出しました。
 新潟県は全国に先駆けて26年前にタイの農業研修生を受けれました。当時何処の県もアセアンの研修生なんか?という不安から受けてくれませんでしたが、新潟と神奈川がそれぞれ5人ずつ計10人を受け入れたのがアセアン農業研修生受け入れ事業の始まりで寸。
 その後20年前から新潟県インドネシア研修生の受け入れに切り替え、これまで118人ものインドネシア研修生の受け入れをしたとのことです。
 パーティー終了後、受け入れ農家と研修生の涙の別れ、素晴らしい交流に万歳!そしてテレマカシー!