白い雪

 昨夕から降り続いた雪が既に10cm程になり白一色となりました。地震直後から始めた我が家の出窓にもクリスマスのイルミネーションも雪の白さの中輝きを増し、正面にある児童館に通う子ども達も喜んで呉れています。
 雪が降る前に前庭はじめ家の周りの後片づけをと考えていたのですが、雪が降ると辺り一面白くなり、片付けた所も、片付けていない所も皆同じに白になってしまい、片づけを怠った我が家にとっては好都合の降雪のように思えます。取った草、引っこ抜いた花も置きっぱなしにしてしまっていますが、雪が消えるまでの間、雪の重さで圧縮され、量も重さも少なくなり、本当に有難いという感じです。
 これまでは「雪が降る、冬囲いをしなければならない」「雪が降った、雪堀をしなければならない」と思うのが雪国に住む人の考えですが、「雪が降った、何処もかしこも雪化粧で白くなった」と考える事で、暗い冬も一寸は明るく、プラス思考で考えられるのではないかと思います。 

 以前、千葉で育った女房が長岡へきたばかりの冬「スキー場に居るみたい!」と言いながら雪掻きをしていたのを思い出します。今は、女房も雪国の暗さに慣れ?雪国人になってしまったのか「あ〜また雪掻きか?」という感じになっています。
 これから3月中旬頃まで白の世界、灰色の空が続きますが、3月末の春到来、トンネルを越えた天気の素晴らしさをより新鮮かつ感動的に捉えられるのは、雪国人の特権かも知れません。
 現在の日本経済、そして社会も暗くそして重苦しい状況ですが、来るべき春を思い、将来に期待しこの時季を過ごそうではありませんか!
 プラス思考、プラス志向、プラス試行をモットーに過ごしたいと思います。