おかしな時代から普通の時代へ

20.12.26

 日曜のモーニング番組を見ると、「不況だ!不景気だ!」と言って、

  • 忘年会の2次会をしない。
  • 買い物もきちんと考えてからするようになった。
  • 終電前に帰宅するようにしている。

等という東京の状況が報道されていた。タクシー業界や飲食業界は大変だ!との話もあるが、よく考えれば今が普通、本当の生活なのではないかと思う。
居酒屋タクシーなる新語が生まれた今年。また、宴会での多くの食べ残しや飲み残しすら未だ直らない今、不景気で漸く自らの「分」が分かり、今までの生活が「おかしなもの」であったことを認識し始めているのではないかと思う。
翻るに私自身も必要ないものを買ったり、我が儘、贅沢をしたりしていたことを今きちんと反省しなければならないと思う。
 経済、そして生活は常に右肩上がりするものであるという錯覚から目を覚まし、現世は「無常」であるという哲学を学ばなければならないのではないかと思う。
 職を失い、住まいを失った方々も少なくない今年の年末。自らは暖かい部屋で無事年を越せるという当たり前の幸せを感じると同時に、皆で力を合わせこの困難を乗り越え、当たり前、普通の時代に戻ること、すなわち「エコの生活」をすること重要ではないかと思う。