窓口業務

 最近、任意団体等の口座を開設する際、いろいろと面倒なことを云われ閉口している。
 規約を提出せよ!役員名簿を提出せよ!代表者の証明書を提出せよ!と云ってそれらを揃えて持って行くと「規約に事務局の詳しい住所(地番まで必要)が記載されていない。」「団体の設立年月日が記載されていない。「代表者の原本証明が必要である。」等のクレームが付けられる。口頭で説明しても、その場では解決出来ず、再度書類を作成し出直すことが度々である。
 もうちょっと要領よく出来ないものだろうか?そして窓口担当者の判断で物事を進めることは出来ないものだろうか?
確かに「振り込め詐欺」や「個人情報の乱用・悪用」が頻繁化しているとは云え、悪いことをする人なのか否か?何かそのことを確認するためなのか?ちょっと意地悪のようにさえ感じるし、人に聞いてもそのような経験をした人は多い。利用者や市民へのサービスの窓口である筈なのに意地悪の窓口のようにさえ感じてしまうこともある。
 情報化時代、何でもかんでもメールやファックスで決済されるのが普通になってきているのに、金融機関や役所などは本人確認、書類が揃っているか否か?が大前提であり、それらが揃っていれば何も言わず、質問せずに事が進む。つまり、それらの手続きの詳細を知っていれば何でも出来てしまう。
 確かな書類:証拠書類が揃っていれば手続きを進める。揃っていなければ揃うまで手続きを進めない。至極当然のことであるかと思うが、逆に書類の完備、不備で物事を判断してしまっていることが、最近の様々な社会問題を引き起こしているのではないかとも感じる。
 つまり、窓口担当者の判断は二の次で、証拠のあるなしで物事を判断する今の方法についてこの辺で十分検討してみる必要はないかと思うが???