公共事業の前倒し

 先月から吹き荒れる不況の嵐、非正規雇用者は解雇され、中小企業は倒産したり、青色吐息の所も多いようです。
 先日建設会社の社長から「我が社は1月に入ったら全く仕事がない、早く雪が降ってくれないと除雪の仕事もないので、毎日雪乞えをしている」との切ない話を聞かされました。
 昨日は新潟県地域振興局から電話があり「来年度予定している県単ほ場整備事業を前倒して今年度中に実施出来ないか?」との照会があっりました。政府の緊急経済・雇用対策の一環で公共事業も前倒しとのことで、加えて来年度の予算は確保してくれるとのことなので、前倒しした事業費分は余裕が出来る訳なので「複数年度要する事業は、来年度1年間で実施出来ないか?」との照会もありました。
 公共事業費が年々削減、減少されて行く中、特に低迷する農業関係のほ場整備事業などは、昨今は風前の灯火。5年で完了予定の工事が、予算の関係で7年、8年と延長されてしまうのが現状ですが、事業の前倒し、複数年を単年度で仕上げるということは大歓迎ですが、余りにも急ぎすぎて失敗や汚職などがなければとも思っております。
 いずれにしても、公共事業実施の関係者である私にとっては、不幸中の幸い、来年度、上手く予算がついて事業が実施出来ればとキリスト様にお祈りするクリスマスの夜です。