さようなら厚生会館

hiroshikaro2009-01-06

 昨日11時半より長岡市厚生会館において新春の賀詞交換会が開催され、長岡市内の経済、産業、教育、行政、そして議員等2,000人近くが一堂に会しました。
 会場となった厚生会館は昭和34年に建設されこれまで50年間長岡市の中心に位置し、正に長岡の「マジソンスクエアーガーデン」の如く、各種イベントの会場として広く市民に利用されてきた思いで多き建物ですが、CITY HALLの建設に併せ今月一杯で使命を果たし、来月から取り壊される運命になっています。

 厚生会館での思いでは、小学生の低学年の頃、母に連れられ「美空ひばりショー」やジャイアント馬場率いる日本プロレスを見に行ったり、そして高校1年の頃は、泉しげる海援隊、そして佐渡山豊のコンサートでは、照明係のアルバイトをしたり、柔道の昇段試験を受けたり、成人式の会場、そして高校の同窓会の会場、市長選挙の時の演説会場、そして選挙の時に開票所として利用させて貰ったことが思い出されます。
 子どもの頃は、長岡高校の体育館も厚生会館に似ていたので、よく間違ったものでしたし、こんなに大きく、広い会場に入ると心うきうきになったことも思い出されます。
 子どもの頃は1月2日は、「買い初め」でした。書き初めをした後、うきうきしながら「まち」連れて来てもらい、もらったお年玉でトランプや銀行ゲーム等を買って、幸寿司という店で初めて鉄火巻きを食べさせたもらったことは今も忘れません

 中越地震で大きな被害を受け、そして今回の立ち退き、時代の流れを感じると同時に、何か思い出がなくなってしまうような寂しさを感じずにはいられませんし、わが人生とほぼ同じ時を辿ってきた建物であると思うと「別れたくない」といった思いが込み上げてきます。
 厚生会館の解体が進むと同時に、中心市街地の再開発事業が進み、中心市街地からは昔の面影がどんどんなくなってしまい、何か東京みたいになってしまうので?はと一寸心配しています。
 さようなら厚生会館!