生活すること=地域との絆

雲仙普賢岳

 長崎県雲仙市にある南高愛隣会のグループホーム・ケアホーム 桑田東を訪問しました。
利用者は仕事や外の施設に通っておられたのでお話しすることは出来ませんでしたが、老若男女気のあった方々が一緒になって仲良く暮らしている様子を伺うことが出来ました。
 桑田東には、5棟のグループホーム・ケアホームがあり、それぞれの障害の程度に応じた住み分けがされておりますが、全体で25名の定員になっています。

 職員体制は、サービス管理責任者1名、世話人5人、そして生活支援員7人が時間で交代されているとのことでした。
利用料金は障害に応じて差異がありますが、介護給付費、家賃、共益費、備品費、特別視、そして宅配給食費を入れて6万円〜8万円位になるとのことですが、働いてある程度の賃金が得られれば障害者年金とで賄える額です。

この施設の大きな特徴は、地域との交流が盛んであるということです。地域との合同夏祭り、合同グランドゴルフ大会、お月見会などのイベントから、2ヶ 月に1回、地区会長、子ども会会長、婦人会会長、老人会会長などの地域の方々との話し合いの場をもっているとのことです。
障がい者にとって働くことも大切ですが、仕事の後の生活することも大変重要なことです。アフターファイブ、休日の過ごし方もきちんと対応出来て本物だ!地域の方々との交流、力を借りて生活することの大切さを教えて貰いました。逆に障がい者の方々の地域への貢献も大切だと思いました。
 このことから考えると、地域で生活するためには、障がいをもった方々だけでは、解決出来る問題ではありません。一般市民の障がい、障がい者に対する理解がしっかりしていないと出来ないことです。
 障がい者の社会参加を通して、沢山の市民が障がいの事、障がい者の事を理解することが大切であると思いました。