大賑わいのハローワーク

車の混雑

 昨日ハローワークへ行って来た。駐車場も満杯、駐車場に入る車が路上に立ち往生しており大変な混雑。建物内も座る場所もなく、立っている人も大勢おり、職員の方に聞くと年明けからこの状況とのこと。
 ハローワークが流行ることは、即ち世の中不景気で失業が多くなったということだが、本当に大変な世の中になってしまったと実感した。
 構造改革により労働市場の自由化促進され「雇用者は、労働力を必要な時に買う、不要になれば捨ててしまえば良い。」正に労働力の商品化がなされ、雇用する側にとっては大変重宝な制度になったようである。
また、買ったり、捨てたりされる分、労働の質も変わってしまい、それらの労働力は、歯車的と同じような仕事をするものと見られており、壊れたり足りなくなれば直ぐに新しい者に取り替えてしまえば良い。
常に「労働」が賃金、お金で計られ・評価される時代で、汗水流さず、楽して儲かる仕事・職業は「良い仕事」、汗水流しても儲からない仕事は「悪い仕事」と思われ、こんなに失業が多いにも拘わらず、接客業や福祉介護の業界は今でも人手不足との話も聞く。
 今のままでは、評価されない労働は、全て外国人や社会弱者に回され、社会的勝者は、何もせずに金が儲かる仕組みになっていき、益々貧富の差は開いてしまうように感じられる。
この辺で、真に「働くことの意味」を考え直さなければならない時期かと思うが???