長崎瑞宝太鼓

hiroshikaro2009-02-17

 先月末、知的障がい者訓練施設「長崎能力開発センター」を訪問した時に、説明を受けた事務室の至る所に「太鼓のポスター」が貼ってあるので、「何ですか?」と尋ねたところ「センターでのクラブ活動取り組んだのが縁で、センター終了後もサークル活動として練習を重ねついにプロの太鼓叩きになったのだ」とのお話で、長崎県内はもとより、全国そして海外にも公演に出掛けているとのことで、彼らの収入も年100万円を超えているとのこと大変驚きました。
現在メンバーは6人とのことで、すごいな〜と感動すると同時に、何も一般的な仕事に就かなくてもその人の持てる才能を生かすことで、生き甲斐を幹事ながら生きる糧を得ることが出来る素晴らしい方法であると思いました。少年院の慰問活動などもやっており、正に社会に貢献している活動であり仕事であると思いました。
 現在、サッカー選手になったり、野球選手になったりして将来お金持ちになりたいと考える子どもは少なくありませんが、太鼓叩きで生計を立てようと考える子どもは、ほんの一握りで、佐渡鼓童のメンバーを目指す位しかないかと思う時代に、ハンデーを持った障がい者が太鼓叩きに情熱と精力を注ぎプロの道を究めるという、新しい職業の選択肢を開発した瑞宝太鼓の先駆者にエールを送りたいと思います。
 関連HPはhttp://www.airinkai.or.jp/zuihou/zhuihou01.html