春の息吹

 我が家の庭では、ふきのとう、クロッカスが芽を出し、椿やボケの木にも蕾がつき正に春到来といった今日この頃。晴れが予想される今日は、地面から靄が立ち上がり、土の匂いを感じることが出来ることを楽しみにしています。
 雪国にとっては、これからが一番の季節、待ちに待った春、そして草花や木々の花が一斉に咲き誇る「春爛漫」の季節となります。新学期、新年度も始まり人心も一新「始まる」季節です。

 しかし、巷では年度末:決算時期を迎え倒産する会社が少なくないという大変な話を耳にしています。長岡市では緊急融資や事業・工事の前倒し発注・そして新年度は公共事業費の増額などして、受注が低下している業界支援に取り組んでいますが、昨今の不景気という風潮も手伝い金融機関からの融資が受けられずに倒産してしまうという所謂「黒字倒産」も少なくないとのことです。
 倒産するとそこで働いていた人達、そしてその家族の生活が路頭に迷うことになってしまいます。倒産は決してあってはならないことですが、競争原理の社会に於いては致し方ないことなのかも知れません。しかし、どうにか助けられるもものであれば、公で支援出来ることは積極的にすべきであると考えます。
 春の息吹を感じる今日この頃、経済界、そして社会に於いても春の到来が待ち望まれます。