Foodex Japan 2009

hiroshikaro2009-03-06

国際食品・飲料展が幕張メッセで開催されており、同じ会場で開催された「米分加工技術シンポジウム」に参加してきました。
 米粉の需要を喚起し米の消費を増やし、食料自給率を引き上げるという政策的な目的から、昨今農林水産省米粉の普及に力を入れています。
 新年度からは調整水田といわれる所謂作付けせずに水を張っただけの水田に「新規需要米:米粉用に加工する米」を作付けさせ、耕作放棄地の減少とコメの増産を考えているようである。
 しかしながら、未だ米粉の使用量は少なく、小麦粉の代替製品としてしか活用されていないのが現状のようで、生産、加工はできても消費:出口がしっかりしなかればだめだと思いました。
 しかし、国際食品・飲料展ではたくさんの米粉関係業者が出展しているのを見ると、消費もすぐに拡大する予感がしました。
 減反減反といって農家のやる気を殺いできた日本農政、今回の新規需要米の普及が疲弊してしまった農業・農村の再生の起死回生政策となるか?是非ともそうなって欲しいものです。