歩行者天国 

hiroshikaro2009-04-27

栃木県のアウトレットへ行って来ました。3年前に訪問した時と同様大勢の人で賑わっていました。不況といいながら、そこに居ると一体何処で不況の風が吹いているのか?全く分からない雰囲気です。
ブランド店、外国の有名店が建ち並ぶショッピング街ですので、買い物客は皆良い物を身に付けたおしゃれな人ばかりです。
カップルの若者や子連れの人達が中心で、奥さんに連れて来られた?と思わせるお父さんと子どもがベンチで待っている様子は、奥さんが財布を持っているのかな?と思わせる光景でした。

東京から高速道路を利用して車で1時間の立地条件ですので、きっと高速代が1,000円になったのも手伝っての賑わいなのか?定かではありませんでしたが、駐車場は満杯状態で駐車スペースを探し求める車で混雑していました。
春日部、品川、多摩、さいたま等のナンバーが地元の栃木や群馬ナンバーより多いように思われました。
今回訪問して気付いたことは、車はもとより自転車などの進入が全くない完全な歩行者天国であるということです。また、店の前や横にはベンチやテーブルが設置されており、それらもプラスチックやスチールではなく木製の物が殆どでした。
そして所々には綺麗に咲き誇ったパンジーなどが植えられた高さ1m程のプランターがあり、また主要の広場には花壇がありましたが、全てが膝よりも高い位置にある固定された物ばかり倒れたりする心配はありません。地面に置くプランターだと車椅子や目の悪い方、そして子ども達にとっても障害となりうるという判断からではないかと思います。

段差もなく、乳母車の通行も支障のない石畳、トイレもユニバーサル対応で綺麗でかつ充実していました。
安全に安心して、ゆっくり時間を掛けて皆でショッピングできる。そしてコンパクトに興味深いお店が建ち並んでいる。
都心のデパートにはないゆとりのスペース、草花や木製のベンチやテーブルが醸し出す潤い、そしてドライブと散歩を兼ねたショッピング、そんなコンセプトが大勢の人達を呼び込んでいる秘訣ではないかと感心しました。