川口町の状況

岡村町長の挨拶

先週末長岡市 市議会議員33名で長岡市との合併を強く要望している川口町を視察して来ました。人口5,165人、面積は50k?で人口密度は百人という過疎の町ですが、これまで5千人規模の町としては多くの大型プロジェクトを実施してきたことが祟って、財政的に立ちゆかなくなり長岡市との合併を望んでいることは事実です。

一泊二日12万円で利用できる「古民家」
今回の視察で強く感じたことは「この建物・施設は国県の補助金を貰って建てました。町の負担はそれ程ありませんでした。」という説明が随所でなされました。
確かに建てる時には経費は要らなかったかも知れませんが、その管理・運営にどれだけ経費が掛かるかをきちんと精査しないまま、5千人の町にとっては不相応な建物をどんどん建ててしまったのが、現在の結果を招いていることは明白です。

波の出るプール
オープンしてまだ間もない温泉施設、その中のプール施設などは光熱費が掛かり過ぎるので、現在は加温が不要な7月、8月の2ヶ月のみの開場とのこと。どんな計画・目論見でこのプールを作ったのか?そして現在の状況を招いた責任は誰に、そして何処にあるのか?全くもっておかしな話です。
「人の金、国や県の金で作るのだから!」という安易な気持はなかったのか?そして今もそのような意識から脱皮し切れて居ないのではないかとの不安も感じました。

サンローラ川口からのドイツを思わせる眺望
このことは川口町にだけに限ったことではありません。長岡市にとっても同様なことが言えると思います。大きな町だから、財政的に川口よりもしっかりしているのだからという気持が長岡市にある分、川口町よりまだまだぬるま湯に浸かっているのかも知れません。
「人のふり見て、我がふり直せ!」の諺通り、今回の視察を他山の石としないためにも、これを機会に長岡の施設運営=箱物行政についても良く検討しなければならないと思いました。
合併については、今後開催される合併協議会の内容を良く吟味しながら我々市議会は最終判断を下さなければならないと思いました。

活気のあるあぐりの里