[学校]こどもの安全を守る会 栖吉

hiroshikaro2009-05-26

 今夜「こどもの安全を守る会 栖吉」の推進委員会が開催されました。
「こどもの安全を守る会 栖吉」は平成17年7月に立ち上げた会で、地元の小・中学校、そして長岡高専長岡大学の関係者、PTA、育成会、コミュニティセンター、悠久山交番そしてボランティアの関係者20余名で結成する推進委員会を中心に、毎日立哨指導をして下さるボランティアのセーフティートロール員45名の方々で活動している会です。
 今夜のテーマは新年度の計画並びに予算でしたが、「こどもの安全は一体誰が責任をもって取り組むべきなのか?登下校の安全指導や自転車の乗り方指導などは親が責任を持ってやるべき事であり、学校や地域にその責任を押しつけてはならない!」と小生が一寸脱線した発言をしたところ「我々ボランティアの方々の参加が多くなったら、PTAの立哨は大変だから自分では立たずに我々ボランティアに願いされるケースが出始めた。我々も保護者と一緒にやることでこれまできたのに、何だか大変なことだけを押しつけられているような気がしてならない」という意見が出ました。

 以前中学生が自転車で他地区へ遠征する際のヘルメット着用をテーマに話し合い、漸く中学生のヘルメット着用が普及してきました。しかし、よく考えれば小学生のヘルメット着用はより必要性があり、我々大人も年寄りも皆ヘルメットを着用すべきなのに、何故、中学生のみ義務づけ?られているのか疑問に思います。
 それもこれも自分の生命・安全は学校が、社会が守って呉れているという大きな誤解があるからではないかと思います。
 自らの生命・安全はまず自分で守る、そして自分で守れないような子どもや年寄りは保護者が責任を持って守る、そしてそのことに対し学校、地域が協力するという構図をまず確認すべきかと思います。
 しかし、今の社会は「子どもの安全はまず学校が責任をもって守る、そして忙し過ぎる?親はそのようなことは出来ないので、【地域との連携】などという便利な言葉に託けて、地域ボランティアに任せている」のが現状ではないかと思います。
 責任に関する中途半端な理解、そして誤解が今の社会をおかしくしているのではないかと思います。
責任の所在を明らかにせずに一生懸命なボランティアの方々を頼り、最後は責任をボランティア押しつけている「我々親世代の我が儘」。
「親は子どもの守るという責任から逃れず、しっかりと向き合わなければならない」と強く感じました。