変革の時

 これまでの制度や枠組みが既に古くなってしまい今の社会には合わなくなってしまっているのに、なかなか変革が出来ない状況に最近しばしば遭遇する。
 制度の矛盾や間違いを指摘しても、当事者はそれを本気で直そうとはしない。大きな問題がなければ、自分が直接不利益を被らなければ、直すエネルギーや人から批判されることを考えると今のままじっとしていた方が良いという消極的な考え方が蔓延しているようにも感じられる。
 また、批判する人は第3者的に批判だけして、自らそれを改革したり直そうともしない。人のため、社会の為に汗をかくことがもったいないと思ったり、無意味なことと思ったりする人も少なくないように思える。
 「どうにかしなければ!」と思うが、裃を着ているとなかなか身動きが取れないのが今の社会なのか?もっと自由にそしてもっと大らかに生きられないものだろうか?
 今こそ変革の時、政治も経済も大転換し、古き枠組みから脱皮し、新しい社会を築かなければならない。
 国際的にも「真似の日本から、先頭を走る見本の日本」に生まれ変わらなければならない筈なのに、未だアメリカやヨーロッパの国々を見ながら立ち振る舞っている日本では駄目なはずなのだが??