初級園芸福祉士養成講座前期 開講

hiroshikaro2009-06-23

 本年度の新潟県内に於ける初級園芸福祉士養成講座 前期講座が去る6月13日(土)、14日(日)の両日実施されました。
 34名の受講者が北は山形県酒田市から南は上越市から県内を中心に会場の長岡市長倉にありますダイエープロビスフェニックスプールに集まり、和気藹々楽しく講座を受講しました。
 前期講座は座学が中心?園芸福祉の活動とは ?活動を地域のなかに普及する ?コミュニティづくりに生かす(モデルプラン立案)を2名の講師の先生から学びました。
 2日間の講座でしたが、集合当時の緊張した面持で写った写真と解散前に写った写真は随分変化が感じられます。園芸という手段で仲間作りやコミュニティづくりをするのが「園芸福祉」が目指すべき目標です。


 後期講座は、来月7月11日(土)、12日(日)長岡市王番田にあります「リハビリセンター王見台」という福祉施設で開講されます。施設の花壇を使ってのモデルガーデン(坪庭)づくり、そしてペットボトルを活用しての立体花壇作りなど実習が中心となる講座になります。
 皆で相談しながらどんな花壇を作るのかを話し合い、その後決められた時間内で協力し合い花壇を完成させる。そのことで今よりも尚一層仲間意識が向上し、一生付き合える仲間に出会うことも少なくありません。実際私も園芸福祉活動に積極的に取り組み始めてから、素晴らしい仲間との出会いが多々あります。


 昨今の経済事情で前後期合わせて4日間の受講料:36,600円が高過ぎると云われる方も多く、残念ながら全国的には受講者も減少傾向です。しかし、話が新潟県に於いては、受講者の募集啓発活動に積極的に取り組んでいることが功奏してか、毎年30名を超える方々が受講され、着実に園芸福祉の仲間が増え続けています。
 昨今地域コミュニティの強化が叫ばれていますが、近過ぎるために利害関係が輻輳し合う地域コミュニティの構築、強化は現在は大変難しくなっています。地域を越えた共通するひとつの手段「園芸」を通じてのコミュニティづくりは、現代社会に於いては正に有効かつ大切な活動であると思います。
 興味のある方は、来月11日(土)の王見台での講座を是非見学して下さい。大歓迎です!ご希望の方は、本ブログか家老のメールアドレスまでご連絡下さい。詳細をお知らせします。