忙しい子どもたち

 地元の小学校・中学校は今週初めから夏休み。
私が子どもの頃は7月の下旬から8月一杯夏休みであったので、それなりにゆっくり出来た。7月一杯は羽を伸ばし遊び惚け、8月に入れば長岡祭り、そしてお盆が終わった頃から漸く宿題に取り掛かり、8月末にはやっつけ仕事で科学研究や図画・工作等を仕上げたことを思い出している。
夏休みと言えばラジオ体操、日中の暑い時は神社の木陰や近所の保育所のグランドで草野球をしたりして遊び、子ども会では臨海学校に連れて行って貰い、2学期が始まる時はクラスで「くろんぼ大会」と称して一番日焼けした者が担任の先生から表彰してもらったことが思い出される。
さて、今はどうだろう。8時前に通勤時にすれ違った子どもは見なくなり、道路は閑散としている。日中外で遊んでいる子どもも殆どいない。逆に我が家の前のクーラーの効いた児童館には9時を過ぎると大勢の子どもたちが集まり大変賑わっている。
また、最近の子ども会の行事には「海水浴、臨海学校」は正に死語となり、現在地元にある12の単位子ども会で海に行く子ども会は全くない。ラジオ体操も週末、長岡祭り、そしてお盆の時は休みで1か月ある夏休みで7日から20日の実施が中心である。
キャンプ等も実施するところは珍しく、国営公園でのバーベキューが関の山で、日帰りで一緒に遊園地(サントピアワールド)へ行くのが主流となっている。
一方子どもの実態はというと小学校の高学年は、日中クラブ活動や塾通ったり、そして夏の大会、加えて当地区は1日ちびっ子相撲大会があったりで子どもは大忙しである。
せっかくの夏休み、もっと自由に外で遊び、川や海で魚や貝を捕ったりして、真っ黒になってもらいたいと思うが?そう考えるのは50を超えた壮年のノスタルジアであろうか?