稲葉川放水路の通水

hiroshikaro2009-07-31

 平成12年度に策定された「信濃川中流域河川改修事業」の一つの大きなプロジェクトとして地元のほ場整備事業の実施に合わせて私から提案させてもらった「稲葉川放水路」が去る3月に完成しました。
 去る7月月9日には、未明から降り続いた雨が累計91mmを観測しましたが、これまで同じ雨量で稲葉川脇の市道は水浸しになっていたのが、今回は放水路に水を放流したため全く問題なかったとの報告がありました。詳細は長岡地域振興局のホームページをご覧下さい!
http://www.pref.niigata.lg.jp/nagaoka_seibi/1247428922451.html

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 川の改修事業は道路事業に比べ一般市民の関心は低く、また余り評価される仕事ではありませんが、市民の財産・生命を守るという観点から、河川改修により浸水が回避されることは、それまで浸水で悩まされ続けたきた被災者の方々にとっては、枕を高くして眠れるようになったと喜んでもらっています。
 計画の立案、地元関係者の合意形成、法線の決定、そして用地買収と様々な問題がありましたが、県をはじめ地元事業関係者の方々の並々ならぬ努力と協力でどうにか実現した「稲葉川放水路」です。
 今後もこの川を汚すことなく、そして以前の苦しみから解放してくれた放水路であるという感謝の気持を忘れることなく、末永く可愛がって行きたいと思っています。
 放水路には延長20m幅7mの2つの市道橋が架けられ、それぞれの字名を冠して、上流側の橋は岩瀬橋:下流側の橋は柳本橋と地元で命名してもらいました。

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 是非、機会がありましたら稲葉川放水路を見学して下さい。
 また、長岡中央綜合病院からは一望出来ますので、中央病院へ行かれた際は窓からご覧下さい。 

*1:放水路と猿橋川の合流点向こうに長岡商業を臨む

*2:岩瀬橋のプレート

*3:遠く長岡中央綜合病院を臨む