夏が来れば!!!

尾瀬の巨木:木ザウルス

 「夏が来れば思い出す遙かな尾瀬−−−」を口ずさみながら国立公園尾瀬福島県側の玄関口 檜枝岐の御池(みいけ)に行って来ました。
 行きは小出から国道352号線 通称シルバーラインを通って、そして葛折りの続く銀山湖畔の狭い山道を登って行きました。30年前大学のあった宇都宮から道に迷いながら、舗装もされていない尖った岩がごろごろしていたこの山道を通ったことを思い出しながら運転していたら、突如センターを大きくオーバーして走って来たバイクに乗った青年と鉢合わせ、僅か1m程で手前で衝突せずに止まりました。目と目が合い彼は軽い会釈をし、そのまま立ち去りましたが、正に間一髪といった所でした。その後はカーブになると警笛を鳴らしながらの徐行運転ででしたが、私としては2度と通りたくない道路となってしまいました。
 尾瀬の入り口である御池の駐車場はお盆の書き入れ時なのに半分以上のスペースが空いていました。通常訪問者はここからシャトルバスに乗って沼山峠へ行き、そこから歩いて1時間半ほどの尾瀬沼まで行きますが、その経路は昨年行ったので今回は逆方向のである天神田代方面へ行きました。

 人気経路と逆方向ということもあり、殆ど人はおらず静寂の中、ウグイスの鳴き声が聞こえ、心地よい風が吹き、また、木々の緑が眩しく尾瀬に居るということを実感しました。湿原通称「田代」にあるベンチに腰を下ろしおにぎりを頬張り一休みする爽快さは日常では味わえないものでした。
 3時間程散策して御池へ戻り、そして檜枝岐の温泉に浸かり、帰路は252号線を通って南会津、只見、田子倉ダム入広瀬、守門、栃尾を経由して帰って来ました。往路の352号線を経由するよりも距離は多少ありますが、田中角栄さんの肝煎りで出来た道路は、さすがに走り易く時間的には1時間程短く、かつ安全に帰宅することが出来ました。

 出来ればまた秋口にでも紅葉を見に尾瀬を訪れたいと思っています。