複雑極まりない日本

 ドイツ人の留学生4名が長岡科学技術大学に1年の任期でやって来ました。
 その留学生から一昨日「車を購入したい」とのことで相談を受けました。
 当然ドイツの免許証では乗れないので、先ずは長岡の免許センターに照会、こちらは外国免許の書き換えは取り扱っていないので新潟の免許センターを照会され、新潟の免許センターへ電話したところ「HPを見られましたから始まり」HPを見ていないので、持参資料から、受付時間等を確認するのに8分も電話を掛けてしまいました。
 必要書類にドイツの免許証の翻訳証明書が必要とのことだったので、最寄りのJAFに電話しようと思い電話帳を調べましたが「ジャフ」では載っていない、日本自動車連盟で調べても載っていないので、結局104番に電話し、新潟のJAFに電話すると「翻訳証明の案内は、0570***に掛けて下さい!」ということで、多分東京の電話番号を知らされ、そして、その番号に電話すると「ナビダイアル」と言って秒単位で料金が掛かると宣言され、そして出てきた担当者が、それでは新潟の事務所へ電話を回しますとい言って、手続き方法等について10分も話しました。
 最後におさらいし確認した所「ドイツの免許証の場合はJAFの翻訳証明をもらえば運転免許センターの手続きは不要です。」と伝えられ、一体全体運転免許センターの説明は何っだたのか?と思いました。
 国際免許の条約でドイツはウイーン交通条約、日本はジュネーブ交通条約に加盟しているので、日本の国際免許では原則ドイツ国内は運転できませんが現在はEUですので、出来ない訳ではありませんが、ドイツの国際免許では日本国内は運転できません。
 よって、車の運転に関しては、ドイツと日本の国際協定ですので、30年近く前に小生がドイツへ行った時は、日本大使館の翻訳証明があればわざわざドイツの運転免許センターへ行かなくても運転出来た訳ですので、JAFが言っているように翻訳証明があれば、運転免許センターへ行かなくても良いということが正しいように思えますが???。
 いずれにしても明日再度確認の電話を入れてみようと思います。
 しかしながら、全くもってこのような複雑怪奇、訳の分からない対応に腹立たしくなると同時に、外国人ではこのような対応は非常に難しいだろうなと思ういました。
 同時に20年前ドイツに赴任した時の手続きの煩わしさ、何を言われているか全く理解できない役所や医者なんかに行きたくなかった自分の姿を思い出しました。
 複雑極まりない日本の役所と制度、政権交代した民主党さんがどうにか変えてくれることを大いに期待しています。
 4人の留学生が1年間楽しく有意義に長岡での生活を過ごしてもらえるよう、これから一寸お手伝いをしたいと思っています。