ドイツ人留学生

 ドイツヘッセン州ダルムシュタト大学から長岡技術科学大学の留学生として来ているドイツ人の自家用車購入のお世話をしていますが、昨日ついに車を買うことが出来ました。車の登録や車庫証明そして保険の加入など手伝っていますが、日本人であればそれら手続きは全て販売店が行って呉れますが、外国人となるとなかなかそも行かず、小生もそれら手続きを初めて経験しました。前にも書きましたが、外国人が日本で生活することの大変さを少しですが身をもって知ることが出来ました。
 さて、彼ら留学生は先週のシルバーウイークに東京見物に行ったそうです。宿泊先は浅草のユースホステル(素泊まり2,000円)で、渋谷を皮切りに新宿、銀座、原宿、秋葉原、東京タワー、浅草を時間を惜しんで見物してきたそうで、現代の日本文化に触れることが出来たと大満足のようでした。彼らと同世代の若者が活躍している東京の人気スポットですので、さぞかし心が躍ったのではないかと思います。
 次回は京都を訪問、そしてその次は大阪や横浜を訪問したいとのことで、1年間の滞在中に色々な日本を見たいと非常に意欲的です。
 留学生は大学間の交換交流という制度で来岡していますので、寮費(食費を除く)を月1万2千円〜1万5千円位支払い、学費は当然免除、後は食費と小遣いとなりますので、負担はさほどではないようです。
 部屋には流しがついており自炊も可能ですが、寮では殆どパンや果物等の買い食いで済ませており、日中は学食でラーメン、うどん、カツ丼等を食べているとのこと。「粗食に耐えるドイツ人」と言うと叱られますが「食べ物よりも旅行や休暇にお金を掛けるというドイツ人気質」を垣間見たような感じです。
 ドイツの大学は親の世話にならなくても自分でバイトをしながら通えるシステムとなっています。
 若者、学生の自立心を育てるのであれば、先ずは学費は学生自ら納められる位の額まで下げて貰えたら、日本の学生ももっと活き活きかつ立派になるのではないかと思いました。