国際農友会ドイツ会 岡山総会

後ろに岡山城を臨む

 毎年恒例のドイツ会の総会を岡山市で開催しました。
 近年の経済状況を反映してか?時間とお金がなくなってしまってか?参加される方が年々少なくなって来ていることは大変残念ですが、毎年のこと「季節はずれの七夕」と称して、年に一度の再会そして開催場所の名物を楽しみに集まっています。
 国際農友会ドイツ会は、農業青年の海外派遣事業でドイツに1年間農業実習を経験した人たちのOB会で、私が生まれた昭和32年に第1回生が派遣されてからこの方、350名を超す日本の農村青年がドイツの農家にて農業ばかりではなくドイツの生活・文化を体験しています。
 最高齢の先輩は既に88才、最年少は今年3月に帰国した22才で、曾祖父と曾孫というような年齢差がありますが、一緒になればドイツでの1年間の実習経験が共通の話題となり、年齢そして時代を超えて楽しくお話しすることが出来る素晴らしい同窓会です。

 しかし、今回、若い人の参加はなく大変寂しい会合となりましたが、大先輩はじめ先輩の方々のお話は、長年の人生経験を通してのお話しばかりで、実に蘊蓄の富んだ、そして為になる興味深いものでいつも大変勉強になります。
 「ドイツ会のモットー」は、懇親会で「語りたいだけ語る、そして皆はそれを黙って聞く!」でそれぞれ語り終わると満足感で一杯になるというのが習わしです。通常は若い年代からのスピーチで始め、大先輩の話で〆となります。
 2日目は半日観光をして昼食後お別れというのも毎年の恒例。今回は倉敷の美観地区、大原美術館を巡り、最後に岡山の名物の「ままかり」「いしもち」等の瀬戸内海の海の幸を堪能しました。

 来年は愛知県豊橋での再会を誓って、三々五々解散しました。
 アウフ ビーダーゼーン イン トヨハシ!