園芸福祉全国大会

基調講演岸ユキさん

 去る7日、8日と「園芸福祉全国大会inえどがわ」が東京都江戸川区で開催されました。
 江戸川区は面積40平方キロ余り、人口は67万、東京に東のはずれに位置している大都市です。
 そんな江戸川ですが、小松菜の栽培などをはじめ江戸時代からの園芸が今も盛んで朝顔などが栽培されています。
初日はタレントの岸ユキさんが「21世紀”いま”」と題して基調講演を行いました。
 岸さんはタレント業の傍ら御主人と一緒に山梨県韮山の農家を借りて農業をされておられ、その経験を基にした示唆に富んだ大変有意義な講演内容でした。

 印象に残ったフレーズを書き綴ってみました。
○自らがやって初めて知る価値、やらなければ分からない価値。
○生きていく基本を農業から教えて貰った。
現代日本人は恵まれているにもかかわらず、未だ「便利・快適」ばかりを追い求めている。
○農業は人と、自然とのコミュニケーションを可能にする。
人間力を試すために機械は出来るだけ使わない。
○農業は旬のものを家庭レベルで感じられる。
○簡単・便利は間違いだ!
○農作業をし、汗をかいて温泉に浸かり、採ったものを肴にビールを飲む、この上ない一番豊かな休日だ。
○本当に豊かな社会は、日々の暮らしの中に四季の風を感じられること。
○農家の縁側は、外に開いている
 このように農業の良さを再認識させて貰いました。身近で農業が出来る今の自分は本当に幸せ者だと実感しました。これからも岸ユキさん同様、自らも農業に楽しみを感じながら、多くの人に農業の大切さ、素晴らしさを伝えていきたいと思いました。