滋賀県栗東市視察
議会の文教福祉委員会で滋賀県栗東市を訪問し「学校給食の完全米飯化」について勉強してきました。
栗東市は平成18年4月から小中学校の主食を「米飯」に移行しました。米飯といっても麦ごはんで、コシヒカリに麦7%が混ぜてあります。
米飯に移行しての問題点として特に中学生の残渣(食べ残し)が16%〜30%もあることから、今年の4月から中学校では給食を廃止、弁当持参または業者斡旋弁当に移行したとのことです。
また、小学校では「たまにはパンも食べたい!」とのことで月1回パン食の日があり、加えて、週1回は弁当の日も設定されているとのことでした。つまり、米飯給食は週4回となります。
「食と健康」という意味で「給食がどのような効果・意味を持っているのか?」を今年の4月から給食を廃止し弁当化にした中学生の健康変化について調査してもらいたい旨お願いしました。
長岡で給食を廃止し、弁当に切り替えると言ったらたぶん大騒ぎになるであろうと思いますが、今年4月から中学校の弁当移行が然程の問題もなく実施できたことも大きな驚きです。
子供の健康を守るための食は誰が責任を持つのか?
給食は忙しい親の手間を省かせるためのものなのか?
子供は腹を空かせていなければ良いのか?というような疑問も湧いてきました。
米飯化の良し悪しを学んだというよりも「給食」とは何なのか?「弁当」とは何なのか?ということを考えさせられる視察となりました。
☆栗東市役所前で