温暖化抑制10のヒント

 こんばんは 家老洋です!
 「温暖化の抑制に役立つ10のヒントというドイツからの便り」が届きましたのでご紹介します。

1.肉の少ない献立にすれば、気候保全に役立つ。1週間の牛肉の摂取を1キロ減らすだけで、年間500ユーロ節約でき、CO2排出量を700キログラム削減できる。
2.室温を1度下げれば、暖房費を約6%節約できる。家全体の暖房温度を1度下げれば年間で平均300キログラムのCO2排出量を削減できる。
3.地場の食材の使用に努めれば、CO2排出量を年間300キログラム減らすことができる。
4.省エネ電球は、普通の白熱級に比べて電力消費量が80%も少ない。家庭の電球を全て省エネ電球に替えれば、年間で最大330キログラムCO2を削減できる。
5.エアコンの使用時間を1日4時間短縮すれば、CO2排出量を年間300キログラム減らせる。
6.欧州エネルギーラベル最高ランク(A++)の省エネ冷蔵庫に替えれば、CO2排出量を年間100キログラム減らせる。
7.「シフトアップは早めに」の省エネ運転でCO2排出量を年間330キログラム減らせる。
8.電気衣類乾燥機の使用を止めれば、4人家族世帯の場合、年間90ユーロ節約でき、CO2排出量を300キログラム削減できる。
9.建物の外壁、屋根裏の床、地下室の天井に良質の断熱材を使用すれば暖房費を50%減らすことができる。
10.テレビやステレオ装置など電化製品のプラグをこまめに抜けば、待機時消費電力を削減でき、CO2排出量を年間100キログラム減らせる。

 以上、それぞれ個人が取り組むべき具体的なヒントとなっています。

 特筆すべきは、食べる物:牛肉や地場の食材等というように、CO2の排出量の是非は、日本の様に工業分野に限ったことではなく、農業分野でも大きなウエイトを占めているということをこの10のヒントから感じました。
 日本のCO2削減はどちらかというと工業界での削減目標が中心ですが、国民一人一人の意識向上を図るためには、ドイツやEUの様に個人的に取り組める具体的な目標をきちんと明示すべきかと思います。
 ゴミの削減、包装資材の選択、食べ残し飲み残しの削減、車の使用抑制、公共交通機関の利用増進等、日本の取り組むべき事項はまだまだ沢山ありますが、マスコミも産業界も既にCO2削減技術の先進国として進んできた日本にとっては、鳩山総理が云う25%もの削減は無理だ!と云っているいうのは全くナンセンスだと思います。
 便利さからの脱却、欲求の抑制によってCO2を削減する方途はまだまだたくさんあるように思えますが???