おかしな立会い

hiroshikaro2010-03-30

 今日は天気が良かったこともあり、午後からほ場整備工事の現場立会いを行いました。
 用排水の具合から農耕車の乗り入れの状況など実際に利用する耕作者そしてほ場整備の役員と工事請負業者の方々と一緒に区域内を巡回し意見交換をし、いくつかの点を指摘し、対応してもらうことでひと段落しました。
 しかし、参加された皆さん忙しい方ばかりで、立会いしている最中に携帯電話が鳴り、一人が立会いの枠から一寸離れて話し始めたかと思ったら、また別の人の電話が鳴り、皆さんに尻を向けて話し始め、そうするとまた別の人が同様の行動を取りました。
 現場の立会いよりも、現場に居ない離れている人への対応が優先している状況に唖然としてしまいました。
 「遠い親戚よりも近くの他人」という話がありますが「近い立会いよりも、遠くからの携帯電話?」正に本末転倒的な対応が、日本の常識となってしまったようでなりません。
 態々訪問してきてくれたお客さんと話しているのに、その話を中断して電話が優先するのが当たり前になってしまった現代、そのことに対し何も疑問を感じず、失礼と思わない状況は、正に世も末になったように感じられます。
 おかしなことがまかり通る日本人の常識は?
 一体何処へ行ってしまったのか?行ってしまうのか?
 大きな不安を感じた本日の立会い現場でした。