[市政]米百俵デー市民の集い

 今晩18時からリリックホール コンサートホールで約600人の市民が参加して、米百俵デー市民の集いが開催され、歌手川嶋あい さんのトーク&ライブ、そして第14回米百俵賞贈呈式が行われました。
 米百俵賞の選評で作家で委員長の半藤一利さんは、
1.地下資源の少ない日本において、最大の資源は人である。
2.日本では太古の昔から優秀な人材が育ってきており、それは日本教育の賜物である。
3.教育は人を磨く技術である。
4.教育とは、教えることだけではなく、先に進もうとする意欲、自ら学ぼうとする意欲を引き出すことが肝心である。
5.若い時に徹底的に教え込む、鍛え育てることが肝心で、現代のゆとり教育は反対である。
6.現代の日本の有り様、そして現代日本史を教え、日本人であると云う自信と誇りを持たせることができる教師がいないので、それらを教えられる教師を育てるのが急務だ。
7.今回はこれまでの様に、学校建設という箱物建設プロジェクトではなく、教師を育てるというソフトのプロジェクトを表彰した。
 と力説されました。
 そして、今回、受賞された日本ネパール女性教育協会の理事長 山下泰子さんは、
1.ネパールの女性は、生まれてか死ぬまで働くことが運命であり、教育を受けることも出来ないため、夢を持つことすらない。
2.ネパールの教育は、自らを守るため、生きるための術を学ぶものであり、日本で我々が考えている教育とは随分隔たりがあると感じた。
3.学校を作り、寄宿寮を作り、地方の女性を集めて健康診断をするといろいろな病気が発見できた。
4.教育を行うことは、学問の習得だけではなく、衛生面、健康面にも大きな貢献をしている。
 等、貧困で喘いでいる国と物質文明に満たされている日本での「教育の意義、目的は随分違っている」ことが良く理解できたことは、自分にとって非常に有意義な集いであったと思いました。
 本年は出来るだけ若い方からも参加してもらいたいとの長岡市の配慮から、若いアーテイストを呼んだり、これまで平日の午後に開催していたものを、夕方に日程変更し、多くの若者が来場いしたことは、喜ばしい傾向であると思いました。